20代とのお別れ、ビリーアイリッシュ、シーズン後半戦

先日、30歳になった。30歳という節目の年を迎えたことによる特別な高揚感があるわけでもなく、いつも通りにコーチングをして過ごした。本来であればこのタイミングで20代を振り返ったり、30代の抱負や目標を設定するのだろうがそんなものはまだやれていない(やった方がいいのかなとは少し思っている)。

少し変わったことといえば年齢を聞かれた時の相手の対応だ。海外で日本人はただでさえ若く見られるのに自分はより一段と若く見られている。「お前何歳なの?」と聞かれた時に「30だよ」と答えた時の、「ああこいつはガキではないんだ」という感じの反応が少しだけ心地よい。今はそれくらいしか変化を感じられていない。

誕生日前日は珍しくサッカーもオフの週末で11時くらいまでベッドでゴロゴロしたのち、何か映画でも見たい気分になった。ネットフリックスやAmazonプライムで見るものを探していたところ、ビリーアイリッシュのドキュメンタリー映画が流れてきた。自分はあまりビリーアイリッシュの音楽は聞いたことなかった。一度、彼女がデビューして騒がれていた時に聴いてみたが、海外歌手ならぬゆっくりかつ繊細な音楽に自分はあまり刺さらずそれ以降聞くこともあまりなかった。しかしなんとなく見た予告ムービーがこれまたよくて(去年に買ったサウンドバーのおかげも相まって)、ジェームズキャメロンとのタッグという一押しに負けて初めて$10払って映画をダウンロードしてみた。興味のあるアーティストでもないし、フリーで見れるわけでもないのにその気にさせるなんて、広告も侮れないのなと感じた瞬間だった。
ちなみにめちゃくちゃ良かった。

明日からナショナルリーグが始まる。これまで長々とシーズンをこなしてきたが、ニュージーランドでは正直言ってここからが本番のリーグと言える。2月にプレーシーズンを開始して9月の最初にカップ戦決勝を戦った。そしてこれから12月中旬まで全国リーグが始まるのだ。アマチュア選手としては長すぎるシーズンだ。何が大変かって、南島代表の僕らのチームは2週間に一度、飛行機に乗って遠征試合を行うことになる。明日もオークランドに行って初戦からいきなりNorthern leagueのチャンピオンと試合してくる(Daylight savingで1時間睡眠時間が減るというおまけ付きで)。なかなかチャレンジングだ。
一方で体の調子はすごく良い。今シーズンで初めて特に負傷を抱えていない状態でプレーできているかもしれない。というよりも今シーズンは怪我に悩まされすぎている。シーズン序盤に怪我した膝裏の怪我で8週間ほどはスプリントができない状態でプレーしていたし、ラスト1ヶ月は股関節の痛みでほとんど右足で蹴れない状態だった。それに加えて体調不良で迎えたカップ戦はなかなか大変だった。
思うようにプレーできない期間が長すぎて、練習していても楽しさよりもしんどさが勝っていて、本の少しだけ引退するってこういう時なのかなとも思ったりした。それが今こうしてやっと思うように動ける体になって右足でも蹴れるようになってやっぱり楽しいなって。そう思えるようになったことが良かった。すぐに日本に帰るからひとまず3試合だけだけど、がんばろう。

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