海外小説が読めなかった理由が少しだけわかった気がする。

海外小説が読めなかった理由が少しだけわかった気がする。

これまでにいくつもの海外小説を読もうとしてきた。村上春樹から影響され、カフカやレイモンド、フィッツジェラルドなど、名だたる海外小説家の本を読もうとしてきた。しかしそれのほとんどに、没頭することができずに途中で離脱してきた。

なぜ読むことができなかったのか。

最近少しだけわかったことがある。

「How are you?」に対する正解の訳し方がわからなかったんだと思う。

僕らは日常で、「やぁ、」なんて言わないし、「調子はどうだい?」なんて聞くこともあまりない。

けれど海外では当たり前のように「How are you?」を使いまくる。僕らからするとHow are youは、元気?とかお疲れ様のような挨拶の一種として使う感覚に近い。ほとんどの場合は相手の調子を本当に気にして聞いているのではなく、挨拶としての使い方に近いのだ。

そのHow are youを日本語に訳すのはかなり難しい。翻訳家の翻訳がおかしいと言っているわけでは全くない。How are youの役割をはたす日本語がきっとないのが問題なんだ。

この違和感から物語に、物語に登場する人物の会話に没頭できなくなっているんだと思う。

でも、その違和感に気がついてから海外小説を読むことに対する抵抗が一気に消えたようにも思う。不思議だ。

今はとにかく、「空、果てしない青」という海外小説にのめり込んでいる。

新たな発見と気づき。これもまた成長なんだろう。

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