久しぶりのWeekend Off だったので小旅行に行ってきた。
クライストチャーチから30分も車を走らせれば、何もない一本道になるのがニュージーランドの特徴だ。所々に小さな町があるのだけれど、半径1キロほどの本当に小さいまちがポツポツと存在する。
日本の田舎町とはまた違う。日本の田舎町も僕はすごく好きなのだけれど、どこか廃れてきている感が否めない。昭和に栄えた町だった雰囲気が日本の田舎とはセットな気がしている。ニュージーランドの田舎にはそれがない。
日本と比べ歴史もまだ浅く、人口も圧倒的に少ない。日本とほぼ同じくらいの大きさで、540万人ほどの人口しかいない。兵庫や北海道と同じくらいらしい。
そう考えるとニュージーランドの田舎の人口がもっと少なくなるのもイメージしやすい。
こんな田舎町を通る時にいつも思うのは、サッカークラブの存在についてである。
実際のところ、そのようなほとんどの小さな町にはクラブが存在せず、30−60分の隣町まで通う必要がある。
公園は無限にあり、綺麗な芝生もたくさんある恵まれた環境でクラブが存在しないのはどこか寂しい。クラブでなくても、サッカーを教えられる存在(人材)はいるのであろうかと、いつも疑問に思う。
ボール一つあればどこでも蹴れるサッカーだが、11人×2の人数がいないと試合が成立しないのも事実である。少子高齢化でサッカーの競技人口が不安視される日本と同じように、そもそもの人口が少ないニュージーランドではこの問題に常に向き合ってきたのだろう。
サッカーに限らず全てのスポーツに言えるのだが、生まれ育った地域のガチャの影響は決して小さくないはずだ。そしてそれはニュージーランドの方が日本より遥かに大きく、身近な問題として感じる。
一方で可能性も感じている。


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